近所の公園から海まで、春を歩きました.
桜が見ごろだと聞いて、
なんとなく外に出たくなり、近所の公園まで歩いてみました。

毎年のことなのに、満開の桜を見ると胸の奥がふっと温かくなる。
「今年もちゃんと咲いてくれたんだな」と思うと、
それだけで少し気持ちが軽くなる。

公園の奥にある坂道をゆっくり登っていくと、
木々の間から春の光がこぼれて、
足元の影までやわらかく揺れていた。

高台に着くと、地元の街並みが静かに広がっていて、
屋根の色や山の輪郭が、いつもより穏やかに見えた。
見慣れた景色なのに、季節が変わるだけで
こんなにも表情が違うのかと、しばらく立ち止まってしまった。

そのまま坂を下りて、海の方へ。
歩くたびに風の匂いが少しずつ変わっていくのがわかる。
海が近づくと、潮の香りと一緒に、
どこか懐かしいような気持ちがふわっと湧いてくる。



海沿いに出ると、ここでも桜が満開だった。
青い海と、ゆっくり揺れる薄桃色の花びら。
停泊している船や、向こう岸の工場の建物が
春の光の中で静かに溶け合っていて、
地元ならではの景色だなと改めて感じた。
いつもの散歩道なのに、
今日は少しだけ特別な時間になった。